彼女の決断

『わたしの叔父さん』(デンマーク、フラレ・ピーダセン)の女は、叔父と二人暮らしで酪農を営んでいる。叔父は体が不自由で、まだ若い姪は、いずれは自立して家を出るというのが通常の展開だろう。ところが、この映画では、恋人が彼女に言い寄ったり、獣医が勉強を進めたり、挙句は叔父が病に倒れても、頑強に今の生活を守る。

 彼女の選択は、旧時代的な達観ではない。意欲的な決断によるものだ。

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