誰も救われない

 警察の側も容疑者の側も、いっさい歩むことはない。同僚も家族も、自分の主張を貫くばかりだから、お互いの立場に徹しても結局、誰も救われない。麻薬をめぐって元締めと刑事が対峙する『ジャスト6.5 闘いの証』(イラン、サイード・ルスタイ)は、極端な人物ばかり登場することによって、分断された世界のリアルな現実が再現されている。

 

          f:id:mukuku:20210123160505j:plain

 

アクセスカウンター