生きるための記憶

 特別養子縁組にかかわった人々それぞれの事情。『朝が来る』(日本、河瀬直美)の主軸は、ミステリー的な筋立てではない。そうならざるを得なかった心の振動。思い出に刻まれた光景。彼女たちが生き続けるための記憶が、映像として残されているのである。

                                 f:id:mukuku:20201123100438j:plain

 

アクセスカウンター