核抑止の決断

『ジョーンの秘密』(英国、トレバー・ナン)の老女が、若かりし日に手掛けたことには、相応の使命感があった。スパイ容疑で逮捕された彼女は、核兵器開発機関で働いていたときに機密を知る立場にあった。米国の核政策を抑止するとすれば、ソ連が同等の技術を手に入れるしかない。彼女にとって、自分の行為は売国でも何でもなかった。広島の原爆に心を痛め、核戦争を防ぐために決断したことだった。

 平和の方策は、武装放棄だけではない。

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