多国籍化する国で

 青年団の代表作を韓国・タイ・フィリピン・台湾・米国・ウズベキスタンという他国の俳優を交えて上演する『東京ノート・インターナショナルバージョン』(吉祥寺シアター)は、ヨーロッパで戦争が起きる中、フェルメールの絵が展示された日本の美術館の控室で交わされる会話が、いつの時代、どこの国でも成立しうる設定であることを立証している。

 家族、恋愛、仕事、芸術……。題材は、演じられるたびに、ますます国を超え、普遍化しているように思える。今後、日本の多国籍化も、より進んでいくのだろう。

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