夢の裏側

 役者がそろう。作品の質もいい。固定ファンもいるし、動画配信などにも対応している。

 震災以降、動員数が減ったと言われるが、それでも他の劇団と比べて、稼ぐ要素に欠けているとは思えない演劇集団「キャラメルボックス」が活動休止に追い込まれたのは、運営企業の経営能力に問題があったと言わざるを得ない。

 規模や人数が増えれば、同好会的な乗りや、低賃金スタッフの努力だけではやっていけない。採算や環境対応を練り直す人材も必要だろう。夢と希望の表現には、裏方で支えるシビアな職務も、欠かせないのだ。

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