多国籍の視点


 同性婚をした弁護士二人の公私にわたる日々を映しつつ、彼らが訴訟を手がけるマイノリティーの人々を通して、社会の裏面を見つめる。信念に基づく弁論を披露させながらも、根底にある愛情や生活を形作る繊細さを見失わないようにしている。

 ドキュメンタリー『愛と法』(日本・イギリス・フランス、戸田ひかる)は、多国籍のスタッフが手がけたがゆえに、グローバルなバランス感覚がある。

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