住民の願い

 願いと揺らぎ』(日本、我妻和樹)は、撮影者でもある監督の私的フィルムではない。
 住民とのかかわり方を再三自問自答する監督よりも、住民のほうが、より切実で、存在感がある。彼らが伝統行事の復活にこだわるのは、自分たちの集落を残していきたいという強い思いからだ。

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