夢の支え

 米国は、あらゆるものを衝突させるが、それが新しいものを生む動力源になっている。NASAの現場もそうだ。有人宇宙飛行を成功させたスタッフには、有能な3人の黒人女性がいた。
『ドリーム』 (米国、セオドア・メルフィ)は、知性に恵まれた彼女たちの活躍ぶりを取り上げるだけでなく、研究所内で人種や性差と闘った生きざまを軽快な音楽と、ファッショナブルな映像で見せていく。
 メディアは、宇宙飛行士にばかり、脚光を浴びせるが、英雄を支えた陰の力は、陰の役割を超えているのだ。

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