後継者


 当人そっくりのロボットが発達すれば、やがては思考の継承も可能になるかもしれない。
 人が一代限りで終わらず、類似品どころか、完全な複製が生まれるのだ。企画や表現も、時代の変化に合わせて調整できれば、利用価値のある限り存在できる。凡庸な後継者は不要だ。
 プロデューサーのロボットも製造できれば、長期的なプロジェクトも安泰だろう。

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