したたかな作家


 政治的なタブーは、それが「視覚的に楽しめる」ようなものに、つまり、エンターテインメントに転化されたとき、はじめて最終的に、政治的に、解除されるのである。(加藤典洋シン・ゴジラ論」―――『新潮』10月号)

 エンターテインメントならではの切り口。自衛隊やメディアに利用されつつ、利用するポジション。
 作家としてのしたたかな姿勢が、時代の制約を突破するのだ。

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