米国から世界へ

マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』(米国)は、物騒な題名だが、表向きは温厚なスタイルに徹している。模範とすべく各国の制度を学ぶために、ムーアがヨーロッパを訪ね歩くのだ。

 教育も労働も模範は米国にあった。まるで『青い鳥』のように、ムーアは気付く。

 多民族の結集によって育まれたものには、相応の根拠がある。日本のカルチャーや法律に、米国の理想が反映されていることも、決してマイナスではない。

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