望ましくない純文学


 望まれた設定。望まれたキャラクター。望まれたオチ。
 人の好さと技術が伴えば、好感度のいい小説を書くこともできる。
 印象は爽やかでも、純文学の場合、それだけでいいのかどうか。好感度を裏切るような毒を秘めていなければ、おやつの域を出ない。
 たとえ話題作として取り上げられたとしても、作者にとって、望ましいことではないだろう。

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