任せる相手


 身に覚えのない罪での投獄。言葉もわからない地で、大使館の協力もなく、虐待される主婦。子どもにも、夫にも、もう会えないのか。
マルティニークからの祈り』(韓国、パン・ウンジン )は、実話が題材だ。大使館や現地弁護士に任せても、なんの進展もない。状況を動かしたのは、ネットユーザーやマスメディアだ。だれの助力もなければ、主婦の受刑生活は、もっと長引いたはずである。
 すぐに動く者もいれば、いい加減に先送りする者もいる。任せるべき相手は、広げたほうがいい。
 

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