先進国の格差


 大国の住民でさえ、稼ぎが少ないと、家族を養うだけの食費は確保できない。「米国に広がる新たな飢餓」(『ナショナルジオグラフィック』8月号)では、定職があっても、政府のわずかな扶助だけでは満足に食事をとれない人々の現実が報告されている。
 空腹を満たすために安いフードバンクで済ませる。貧しいがゆえに、健康を犠牲にし、余分な脂肪をつけるのだ。
 国全体の経済力が向上し、生活水準が上がるほど、格差は残酷に広がる。

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