幻の映画


 豪華スタッフとキャストを揃えたSF映画大作『DUNE』は、映画会社の出資を得られず、幻の作品となった。
 アレハンドロ・ホドロフスキーの構想した綿密な企画書は、後年のSF映画に多大な影響を与えた。映画史に残る傑作の元ネタとなり、企画が無駄でなかったことを証明した。
ホドロフスキーのDUNE』(米国、フランク・パビッチ)では、当時の関係者が暗礁の経緯と映画にかける思いを熱く語る。一番情熱的なのは、監督のホドロフスキー。80歳を超えてもなお、失敗を恐れず、現役の映画人として、挑戦を続けている。
 創作こそが、生命の源なのだ。

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