戦争の始まり

前の戦争だって「さあ人殺しを始めましょう」と音頭をとった人はいないでしょう。「爆弾が降ってきますよ」とも「兵隊は手足がちぎれて血が出ます」とも、たぶん最初は言っていない。平和のためだし国民を守るためだし聖い戦いなのだから。我々がサギにかからないよう用心するしかない。(石坂啓「初めて老いった!?」『週刊金曜日』5月23日)

 戦争は、ある日、突然やって来る。
 だが、兆候は突然ではない。

アクセスカウンター