ブラック企業と体罰

 これまでただ「自分を責める」ことしか知らなかった私たちの世代が、「ブラック企業」という言葉を発明し、この日本社会の現状を、変えるべきものだとはじめて表現したことにこそ、この言葉の意義はある。(今野晴貴ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』文藝春秋

 ブラック企業の告発と、体罰の批判には、共闘の余地がある。ブラック企業をはびこらせる社会と、体罰を許容する精神は、根底の部分で、つながっているからだ。

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