2012-10-12 終えるために ストーリーができる。ネームが入る。だが、これから膨大な量の絵を描かなくてはならない。 枚数の多い原稿を見て、漫画家は不安になる。 アシスタントからアドバイスを受ける。 「ただひたすらかいていればいつか終わることですよ」 一週間ほど、書き続ける。 確かに、原稿はできたのである。(大島弓子「サバの秋の夜長」『毎日が夏休み』角川書店)