終えるために


 ストーリーができる。ネームが入る。だが、これから膨大な量の絵を描かなくてはならない。
 枚数の多い原稿を見て、漫画家は不安になる。
 アシスタントからアドバイスを受ける。
「ただひたすらかいていればいつか終わることですよ」
 一週間ほど、書き続ける。
 確かに、原稿はできたのである。(大島弓子「サバの秋の夜長」『毎日が夏休み角川書店
 

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