書くことの本質

 数十年にわたり賢愚とりまぜ腐るほどさまざまな文章を読み、また自分も大量の文章を書いた結果、僕は「書く」ということの本質は「読み手に対する敬意」に帰着するという結論に達しました。それは実戦的に言うと、「情理を尽くして語る」と言うことになります。(内田樹『街場の文体論』ミシマ社)

 言葉の通じる相手よりも通じない相手に向けてこそ、文章は書かれる。

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