否定と肯定


 今わざわざ「人と人の繋がり」を真っ向から否定する主人公を書いていることに気づいたのは台本も半ばを過ぎた頃で、さすがに時代との逆行ぶりに悩みました。でも、私の中からふつふつと湧き上がる、「人に怒られるからこそ」、「人として間違っているからこそ」声高に表現してみたいという気持ちを抑えることはできなかった。(本谷有希子――『クレイジーハニー』公演プログラムより)

 否定は肯定の裏返しでもある。

 

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