2010-04-24 抵抗 『抵抗 死刑囚の手記より』(フランス、ロベール・ブレッソン)の死刑囚フォンテーヌは軍人であり、運動家だ。監獄脱出の手口には詳しいが、自分一人の力で脱出したわけではない。フランス人の同胞に脱出法を開示して、道具を調達した。 同房の少年兵も味方にし、独軍の厳重な監視網から二人での脱出を試みる。フックをかけたり、ロープを引き揚げるにも、相方のいたことが幸いした。 戦後でも通じる抵抗運動である。