余裕のない国

mukuku2008-07-13

 弱者男性は老人になることすらできません。あと一〇年程度で、首をつるか路上で凍死するか、それとも餓死かという選択を迫られます。……企業の人件費に限りがある以上、高齢者の再雇用は、我々のように仕事にありつけない若者が、またもや就業機会から排除されることを意味する」(赤木智弘『若者を見殺しにする国』双風舎

 再挑戦の機会を奪われた国に若者が夢も希望も持てないのは、言うまでもない。だが、より深刻なのは、こうした若者に本音の部分で共感し、援助できる人々が、決して多くはないことであろう。

アクセスカウンター