道楽商売の損得

mukuku2008-03-29

 新銀行東京の経営悪化要因についての実態が、「トヨタも逃げ出す新銀行東京」(『週刊金曜日』3月28日号、本誌取材班)で、指摘されている。焦げ付きの大半が中小企業向け融資ではなく、資金運用による損失であるという証言もあり、融資先保護を名目とした同行への再建資金投入が、虚偽理由に基づくものであることが、ここでも裏付けられている。
 新銀行には銀行としての審査能力はなく、設立構想も存続措置も無謀でしかない。だが、都民は、他府県と比べて、経済的余裕があるゆえに、ごくわずかの企業しか利用していないこの道楽商売が、これまで黙認されていた。
 本件に限らず、石原都政の政策が、現実的に、はたして利になっているのかどうか。

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