ディズニー映画の生命力

mukuku2008-03-12

 作っている側も、うそ臭さはわかっている。『魔法にかけられて』(米国、ケヴィン・リマ)は、ディズニー映画の作り手のそんな本音を明かして茶化しつつ、それでも夢物語を信じようと訴える。批評的でありながら、まことに前向きな映画だ。
 アニメの世界の王女たちが現実の世界に現れて、騒動を引き起こす。アニメの世界のカップルと現実の世界のカップルを交換するというエンディングは、皮肉なようでいて、事実と虚構の幸福な結婚を連想させる。
 ディズニー映画の生命力は侮れない。

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