画文家・大田垣晴子が催眠療法に挑戦している(『わたしってどんなヒトですか?』メディアファクトリー)。
ベットに入り、ヘッドホンから胎内音と音楽、そしてセラピストの声をきく。
気持ちのいい野原を出て、扉を開け、暗闇の中からもう一人の自分に会い……。
診断の結果、大田垣は、自分の信頼感を確認すると同時に、不安感も知る。
内面に入り込むことは、わたしたちも無意識に行なっている作業だろう。ふだんはそれで間に合う。しかし、精神のバランスが崩れかけたときは、意識的に自分を見つめる必要がある。