国葬

 歴史的な評価や国民の合意が定まらぬまま、実行された儀式。『国葬の日』(日本、大島新)は、元首相の式典が開催された日に、事件現場の奈良、地元の下関、被災地の福島、基地問題で揺れる沖縄など、各地の人々を記録した。

 国葬の何が問題なのか、認識する人は限られている。大半の人にとっては、どうでもいいことであり、結果的に許容した。当面の生活に支障ないと、思っていられるのが、長期政権の成果だった。

      

 

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