行政の価値

 公務員に対しては、予算を削り、職員を減らすと言った政策が、あたかも有益であるかのように宣伝されがちだ。行政の仕事や価値は、市民なり、政治家なりにどこまで理解されているのか。『ボストン市庁舎』(米国、フレデリック・ワイズマン)では、民主的な市長のもと、住民一人一人の生活に不自由のないよう、誠実に職務をこなす職員の姿が紹介される。

 あまり知られていない多種の職務が、どれほど興味深く、有効なものなのか。社会は少数の特権的な立場の占有物なのか、それとも、多数の人々によって成り立っているものなのか。映像を見つめるだけで、実感できる。

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