配達員の風景

 コロナ禍で仕事がなくなった映画監督が、上京して「Uber Eats」の配達員を始め、その記録映画が、くしくも格差社会の現実をあぶり出していく。

 そのときのポジションによって、見える風景は異なる。『東京自転車節』(日本、青柳拓)に映された風景は、便利さを享受するだけの人々には見えていなかった被写体である。

        f:id:mukuku:20210807164130j:plain

 

アクセスカウンター