時代の流れ

 昨今では、終電を逃しても飲み屋でだべったり、街の中で元恋人の素顔と再会したりといったような体験は、もはや成立しにくくなっている。2015年から2020年の時代を背景に男女の恋愛の誕生から喪失を綴る『花束みたいな恋をした』(日本、土井裕泰)の楽しみは、マニアックな趣味を活かした坂元裕二のオリジナル脚本もさることながら、時代の流れを追体験できることだろう。

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