それぞれの物語

 震災で家族を失った少女が、広島から岩手県の故郷までヒッチハイクする。『風の電話』(日本、諏訪敦彦)は、ただそれだけの物語だが、旅の途中で出会う人々それぞれの物語が、無数に存在したであろう人たちの物語を代弁している。名優たちの熟練した演技が、切迫感を忠実に表現している。

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