文化と人生

英国人が文化というようなことを余り考えないのは、そういうものがいくらあっても、いずれは死ななければならない我々にとってどれだけの意味があるかという観念がそこに強く働いているからである。そしてこれは無常を感じることとも違っていて、英国人はやがては過ぎ去る我々の命をはかないと見るかわりに、これに執着し、生きる喜びをこの地上に生きているものとして、すべてに優先させる」(吉田健一「イギリスの文化の流れ」―『世界の文化10 イギリス』河出書房新社

    文化は一回きりの人生に立脚している。

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