魂の深さ

 かつて水俣では、学校帰りの子どもが道ばたのおばあちゃんに「こんにちは」と言うと、おばあちゃんはその子の目をじっと見つめて、この子は魂の深か子じゃねえ」と言って、魂をほめてあげたものです。社会的な位ではなく、魂の深さが人の評価の対象だったのです」(石牟礼道子インタビュー『週刊金曜日』17日)

 今日の世界では、魂を無視した言動ばかりが、幅を利かせている。

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