急ぐ前に

 小説家が、よい作品を書き続けられるのは、せいぜい20年ほどだと言われている。これは、なぜか作品数ではなく年数だ。それを考えれば、自分の人生のどの部分を切り取るか、じっくりと考えてほしい。(伊東潤「急がず焦らず」『日本経済新聞』13日夕刊)

 デビューし、作品を発表するのが、小説家のゴールではない。
 持続的に活躍できる素地を備えているのかどうか。
 当事者が考えるしかない問題だ。

アクセスカウンター