得るもの、失うもの


 長年、鑑定の仕事と女性肖像画の収集にのみ没頭した老紳士。引退間近になって、初めて知った恋で、手痛い目に遭う。
鑑定士と顔のない依頼人』(イタリア、ジュゼッペ・トルナトーレ)の男は、恋を知る時期があまりにも遅すぎた。けれども、浸るべき思い出が生まれたことは、彼にとって、マイナスではなかったろう。
 

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