テロの代償


 国際テロリスト、カルロス。大義名分のもと、世界中で過激な活動を続けた。
 活動、飲酒、セックス。『カルロス』(フランス・ドイツ、オリヴィエ・アサイヤス)で描かれる彼は、苦悩のあとを見せない。
 だが、実演された肉体の変貌ぶりは無視できない。過度の肥満には、精神の摩耗が反映されているのだ。
 活動の代償である。

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