ポジション


 父親の末期がんを看取るという深刻な題材でありながら、ドキュメンタリー『エンディングノート』(日本、砂田麻美)の語り口はユーモラスで、距離感も程よい。
 監督であり、撮影者である娘が、闘病者の長男でも長女でもなく、次女であるというポジションが、幸いしたのだろう。

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