2011-08-12 境界線 見る者と見られる者、カメラを向ける者と向けられる者、その断絶をだれよりも意識しながら、なおかつ、あえて断絶を直視しようとする。作品というのはその罪深い行為からしか生まれない。 (川本三郎『クレジットタイトルは最後まで』中公文庫) 境界線を意識しつつ、境界線を越えた者だけが、映画を作れるのである。