天皇性

mukuku2010-05-01

天皇性」(ママ)なんてものの正体は、女性が女性性が何であるか実感できないのと同じように、ぼんやりと“あるのかねー”な曖昧な概念そのものだ。それなのに「天皇らしさ」というものを背負い、それ故に生きがたさを露呈し続けている皇太子夫妻には、天皇性の深い闇を見るような思いである。(北原みのり「『憧れ』から『同情・共感』へ」『週刊金曜日』4月30日号) 

 不確かさは、「天皇性」に限らない。さりとて、曖昧な「性」や「らしさ」を消去して生きることもできないことに、人間社会の厄介さがある。
 

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