2009-12-20 映画愛 ヒトラーらナチの高官を映画館ごと焼き殺すという『イングロリアス・バスターズ』(米国、クエンティー=タランティーノ)。 アイデアの残酷さは、映画館への甘美な夢を失っていない『ニュー・シネマ・パラダイス』と対極にあるかのように見える。 しかし、いかに残酷な場面が多くても、この映画にタランティーノ流の映画愛がそそぎ込められていることは、確かである。