普通の仕事

mukuku2009-02-11

 月552時間労働、休みもほとんどなし。賃金値下げの一方的通告も。
 ドキュメンタリー『フツーの仕事がしたい』(日本、土屋トカチ)の運転手は、下請け運送会社での過酷な労働によって、一時は生命の危機にさらされた。暴力団まがいの労務担当者に脅迫されたりもしたが、ユニオンの協力で、かろうじて就労を続けることができた。
 この運転手は、とりたてた技術やキャリアがあるわけではない。だが、こうした普通の労働者が、安心して働ける場が少ないとすれば、日本が経済大国と自負するのも、留保が必要だろう。

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