2008-12-17 作家の視点 鴻上尚史は、『泣いた赤おに』(浜田廣介)の赤おにではなく、青おにに注目した。 「どうして、青おには去ったのか?」「どうして、青おには黙っていなくなったのか?」「どうして、青おには赤おにを助けたのか?」(鴻上尚史『人生に希望をくれる12の物語』講談社) こうした疑問が、『ハルシオン・デイズ』という戯曲につながった。 作家の視点である。