プレスリーの価値

 ロックスターの生涯を語るのは、彼自身ではない。『エルヴィス』(米国、バズ・ラーマン)の語り手は、彼を食い物にした悪徳マネージャーだ。辛辣な悪人と比較されることで、プレスリーの純粋な人間性や、歌の魅力が、いっそう浮き上がる。

 人種差別も既成感覚も、ものともしないパフォーマンス。プレスリーの価値は、今日、より増している。

     

 

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