ゲリラ的アート

      匿名でありながら、世界中で金銭的にも評価されている。計算された風刺とも言えるし、高度なアートとも言えるが、単なる落書きであり、無意味なお遊びと言えなくもない。『バンクシー展 天才か反逆者か』(WITH HARAJUKUほか)は、世界各国で展示される作品の停留にすぎないが、遊戯を隠れ蓑にしたバンクシー的な試みが、危機的な場所でどこまで実践されるか。商業性や芸術性といった枠組みから離れたゲリラ的なアートが、アーティストの名前以上に普及しているかにこそ、注目しなければならない。

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