今が今であるために

 いじりようのない名作をあえてリメイクし、役柄の民族にあったキャストをあて、新作の解釈で伴奏する。1961年以来、60年の時を経て制作された『ウエスト・サイド・ストーリー』(米国、スティーブン・スピルバーグ)には、現代の多様性を見据えた並々ならぬ意志が込められているのは言うまでもない。視覚表現や脇役の内面も、より掘り下げられ、今が今であることのありがたみを実感させる。

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