架空の町にある新聞社で、記者たちが回想するエピソード集。『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(米国、ウェス・アンダーソン)が披露するのは、アートであれ、ファッションであれ、料理であれ、どれも荒唐無稽だ。色彩・セット・構図が、どの場面もきっちり構築され、絵本を一枚一枚めくるような楽しみを最後まで味わえる。食後に、もたれないのは、シェフの腕前のたまものだろう。
架空の町にある新聞社で、記者たちが回想するエピソード集。『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(米国、ウェス・アンダーソン)が披露するのは、アートであれ、ファッションであれ、料理であれ、どれも荒唐無稽だ。色彩・セット・構図が、どの場面もきっちり構築され、絵本を一枚一枚めくるような楽しみを最後まで味わえる。食後に、もたれないのは、シェフの腕前のたまものだろう。