メイドと三味線

 横浜聡子の新作『いとみち』(日本)は、これまでのように主人公が強烈なキャラクターというわけではないが、メイドカフェで働く女子高生が、カフェ存続のため、得意の津軽三味線を披露するという一風変わった筋立てである。家族の結束、地方の活性という普遍的なテーマが加わることで、監督の持ち味は薄まったが、親しみやすい映画になっている。

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