2009-12-13 その後の戦争 「文学と戦争の関係を現代の視点から問い直す動きが広がっている。近年の多種多様な戦争小説の背景を探る評論、戦後文学の再評価を試みる小説など、切り口はいろいろ」(「活字の海で」日本経済新聞13日) 記事では、陣野俊史の連載評論「『その後』の戦争小説論」(『すばる』)などが取り上げられている。 直接的な戦争からは距離が離れているかに見える現代の日本で、どのような切り口で戦争をとらえるか。そこに、作家の力量が問われよう。