2021-03-26から1日間の記事一覧

師匠説

エッセイでもなければ、評論でもない。『会いに行って 静流藤娘紀行』(講談社)は、師と仰ぐ藤枝静男に笙野頼子がささげた「師匠説」だ。 志賀直哉的な強さのない作家。残された小説や手紙からは、男性性に甘んじたり、戦争を肯定する勇ましさはない。性差…

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